2022/02/21

街中では配送車両にラッピングが施されているのをよく見かけますが、これにはまず、宣伝効果を生むというメリットがあります。単なる配送車両のままでは、どこの会社の車両なのかわかりませんが、ラッピングを施すことでそれがわかります。何度も見られることで好感度を高められるという心理学上の効果がありますので、人の目に触れやすい配送車両にラッピングを施すことは実は効果的です。また、必要な時にだけ施すこともしやすいので、塗装に比べると後のことを気にする必要がありません。
確かに、コスト的には塗装の方が安いですし、耐久性も塗装の方が高くなります。しかし、塗装は一度施してしまうと変更が容易ではありません。また、車両を処分するときにそれが価値を下げてしまう原因ともなってしまいます。その点、ラッピングは表面にフィルムを貼るだけで、簡単にはがすことができますので、必要な時だけデザインを変えることもでき、売値に影響を及ぼすことがありません。
また、車両の保護にもつながります。むき出しの状態だと、走行中の小石の飛び跳ね等でボディが傷ついてしまうことも少なくないですし、雨風にさらされた状態だと表面の塗装コーティングも劣化していきます。ラッピングは表面にカバーをしている状態に等しく、それらによる劣化を防ぐことにつながり、これも状態維持につながります。確かにコスト面は高くなりますが、同時にメリットもあるため、これに魅力を感じるなら導入してみるのも悪くありません。